北海道美深町

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ジェネリック医薬品について(ポリファーマシー、OTC医薬品、セルフメディケーション)

 新薬は、9~17年もの歳月と、数百億円以上の費用をかけて開発されるので、開発した製薬会社は、特許の出願によりその期間、そのおくすりを独占的に製造・販売する権利が与えられます。
 しかし、特許期間が過ぎると、その権利は国民の共有財産となるため、他の製薬会社から同じ有効成分を使ったおくすりが製造・販売できるようになります。それが「ジェネリック医薬品」です。新薬に比べ開発費や開発期間が少ないために、新薬より低価格で購入することが可能です。
 少子高齢化に伴う医療費の増加を少しでも食い止めるため、国及び都道府県はジェネリック医薬品の推進を図っています。(医療費の増加は保険料にも大きく影響します。)

 美深町ではジェネリック医薬品に関する差額通知書の送付に取り組んでいます。(年2回、7月・11月診療分のデータにて国保連に業務委託し作成)
 ジェネリック医薬品に変更した場合に、減額できる自己負担額(最低金額)が記載されていますので、是非参考にしてみてください。

ジェネリック医薬品差額通知書に関するお問い合わせ先
 北海道国民健康保険団体連合会 コールセンターTEL 0120-53-0006
 平日(月~金) 9時~17時まで

ジェネリック医薬品の推進について

〇どうすればジェネリック医薬品に変更できるの?
 かかりつけ医や薬剤師に相談することが第一です。また、こくほの窓口ではジェネリック希望シールを随時配布しています。ジェネリック医薬品をご希望の方は、保険証やおくすり手帳等に貼付してお使いください。
※病院、薬局、薬の種類によってはジェネリック医薬品を扱っていない場合もありますのでご注意ください。美深厚生病院では、可能な薬から順次ジェネリック医薬品への変更が進められています。
  • ジェネリック

ポリファーマシーをご存じですか?

 ポリファーマシーとは、多くの薬を服用することで、有害事象を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなっている状態をいいます。薬の種類が6種類以上になると、特に有害事象の発生が増えるというデータもあります。

〇ポリファーマシーをおこさないようにするには
・1冊のお薬手帳で全ての薬をまとめる。(電子版お薬手帳もあります。)
・薬を飲み始めたことで、いつもと調子が違うと感じたときは、自己判断でに薬をやめたり、減らしたりせず、医師や薬剤師等に相談する。(相談するときは、健康食品やサプリメントも含め、使っている薬は必ず全て伝えましょう。)

OTC医薬品を上手に活用しましょう

 医薬品は、医師による処方箋が必要な「医療用医薬品」と「OTC医薬品」などと呼ばれるドラッグストアや薬局で手に入れることができる「一般用医薬品」及び「要指導医薬品」の大きく2つに分けられます。
 OTC医薬品には、ドラッグストアなどで気軽に購入することができるので、医師の診察や薬局の待ち時間が要らなくなったり、費用が安く済む場合があり、多くのメリットがあります。
※OTCとは「Over The Counter」の略で、ドラッグストアや薬局のカウンター越しに、販売することに由来します。いわゆる「市販薬」のこと。
  • 医薬品分類

セルフメディケーションについて

 平均寿命が長くなった現代、毎日を健康的に過ごすことが重要です。そこで、生活習慣病の予防や健康維持のために「セルフメディケーション」という考え方が注目されています。これは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体の不調は自分で手当てすること」を意味しています。

〇セルフメディケーションの効果
 セルフメディケーションを心がけることで、健康管理の習慣や医薬品の知識が身につき、病気の予防や早期発見に繋がります。また、国民全体の医療費の増加を抑えることができます。

〇取り組みのポイント
・十分な睡眠と適度な運動を心がけて、栄養バランスの良い食事をし、免疫を高める。
・市販薬(OTC医薬品)を上手に活用する。
・自身の健康状態と生活習慣を把握する。(健康診断を受けましょう)

 風邪をひいたときにかぜ薬を飲む、小さな傷に絆創膏を貼るといったように、できることからセルフメディケーションを始めてみましょう。

お問い合せ・担当窓口

住民生活課 生活環境グループ 国保医療係

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