自殺予防対策について

 全国では、1年間で自殺で亡くなる人の数は平成10年以降毎年3万人を超えていましたが、平成18年に自殺対策基本法が成立し、様々な対策を講じたことから減少してきています。自殺の多くは、様々な悩みによる「追い込まれた末の死」と言われています。
 誰かに相談し、適切な相談機関につながることで、抱えている悩み・問題の解決につながり、自殺予防に寄与することが期待されます。
 またあなたの大切な方が、「食事量が減った」「眠れていないようだ」「ため息が目立つようになった」「あまりしゃべらなくなった」など、いつもと違う様子に気づいた時には、その大切な方のかわりに相談してみてください。

見逃さないで、自殺の危険を示すサイン

いつもと様子が違う、元気がないなど身近な人の自殺の危険を示すサインに気づくには、普段からの会話やお互いに気軽に助け合える関係づくりが大切です。

<自殺予防の10か条>
1.うつ病の症状に気をつけよう。
(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない)
2.原因不明の身体の不調が長引く。
3.酒量が増す。
4.自己の安全や健康が保てない。
5.仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う。
6.職場や家庭でサポートが得られない。
7.本人にとって価値あるものを失う。(職、地位、家族、財産)
8.重症の身体の病気にかかる。
9.自殺を口にする。
10.自殺未遂の経験がある。
※参考「職場における自殺予防と対応」(厚生労働省)

<こころの耳(厚生労働省)>
次のチェック項目も参考にしてみてください。
 
(死にたいと打ち明けられたら)
・話をそらしたり善し悪しの判断をしたりせず、本人の話に耳を傾けましょう。
・つらい症状や感情を理解し受け止め、問題解決に向けて一緒に考えましょう。
・安易に励ましたり、常識を押し付けたり、あいまいな情報を示したりすることは控えましょう。
・自殺の危険を示すサインに気づいたら声をかけ、本人の気持ちを尊重しながら話を聞きましょう。
・必要に応じて専門の相談機関に相談するよう勧めましょう。
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気をつけて、うつのサイン

うつ病はうつ状態のときに早期に気づき十分な休養と適切な治療で回復します。
うつ病は自殺の要因になることから、うつ病を治療することは自殺予防につなげることができます。
下記の項目が2週間以上続くときは、早めに専門の医療機関(心療内科・精神科)に受診しましょう。

【自分で感じるこころの症状】
・ゆううつ    ・眠れない           ・決断が下せない
・気分が重い   ・集中力がない         ・悪いことをしたように感じて自分を責める
・気分が沈む   ・好きなこともやりたくない   ・死にたくなる
・悲しい     ・細かいことが気になる
・イライラする  ・大事なことを先送りにする
・元気がない   ・物事を悪いほうへ考える

【自分がわかる身体に出る症状】
食欲がない、便秘がち、身体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、動悸、胃の不快感、
めまい、のどが渇く

【周りから見てわかる症状】
表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着きがない、飲酒量が増える
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子どもの自殺対策

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相談窓口

※下記の書類を、PC版にて公開しております。

  • 主な相談窓口一覧(厚生労働省) (PDF:1.00MB)
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お問い合せ・担当窓口

保健福祉課 保健福祉グループ 保健係

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最終更新日: 2024/03/13

情報発信元: 保健福祉課 保健福祉グループ 保健係

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