令和5年第1回定例会の開会にあたり、予算編成方針を申し上げます。

平成19年から町政を担当し、町民、議会の皆様のご支援ご協力により、早いもので4期16年が過ぎようとしています。
この間、町政推進のテーマとして掲げた「町民と共に歩み、信頼する、信頼される」まちづくりを目指し、自治会をはじめ、各関係機関や議会の皆様とともに町政に取り組んできました。

16年間を振り返ると、人口減少抑制対策をはじめ、地方創生、基幹産業を中心に地域産業の振興など、社会経済環境の変化に対応しつつ、まちの持続的な発展を目指して必要な施策に取り組んできました。

農業、林業並びに商工業においては、経営の安定と向上、地域産業の活性化のための各種支援、振興施策や担い手支援策により、地域経済の持続・発展を目指して取り組んできました。
教育においては、長く議論を重ねた学校給食の実施、各小中学校の校舎建替も完了し、子どもたちの心身の健全な発達の支えとなっています。
このほか、第三セクターの経営統合による経営体制の整備、チョウザメ飼育研究施設や公営住宅などの施設整備、きめ細やかな保健・予防活動の実施や地域医療体制の充実、光ファイバー網と防災情報端末機の整備、自治会等の地域コミュニティ支援、新型コロナウイルス感染症の対策など、誰もが安心して快適に暮らすことができるまちを目指し、美深町総合計画に基づき重点的な事業を着実に推進してきたところです。

令和5年度予算の歳入において、自主財源の根幹となる町税は前年並み、地方交付税は前年同額を見込んでいます。
依然として財源の大半を地方交付税に依存している状況に変わりはなく、財政運営は厳しい状況となっています。

本年度は、町長選挙の年ですので、義務的経費や継続事業を主体とした骨格予算として編成していますが、これまでと同様、将来のあるべきまちの姿を定めた第6次総合計画の着実な達成に向けて意を配したところです。

令和5年度の各会計の予算額は

一般会計	4,800,000千円
国民健康保険特別会計	566,800千円
後期高齢者医療保険特別会計	82,800千円
介護保険特別会計	605,900千円
北部簡易水道事業特別会計	17,200千円
下水道事業特別会計	227,900千円
中央簡易水道事業会計	133,167千円

7会計の当初予算総額は6,433,767千円となり、令和4年度当初予算と対比して4.7％減となりました。

第6次美深町総合計画に掲げる5つのまちづくりの目標に沿った、予算編成の考え方は別添ファイルをご覧ください。